【理事長のつぶやき/高校球児に学ぶこと】

2022年08月05日 職員のつぶやき

第104回全国高等学校野球選手権大会、いわゆる夏の甲子園大会の予選が開催され、全国49代表が決定しました。
新潟県でも、日本文理高校が2年連続で優勝し、甲子園出場を決めました。ぜひ、全国制覇を目指して頑張っていただきたいと応援しています。
また、「来年こそは柏崎市内校から甲子園」と期待するところです。
私も40年以上前になりますが、高校球児として甲子園を目指していました。結果として3年生の夏は1回戦で負けてしましましたが、仲間と野球ができたことは今でも楽しい思い出です。

 

さて、奈良県大会決勝での出来事がマスコミに取り上げられていました。
奈良県立生駒高校が準決勝で昨年の甲子園大会準優勝校の智弁学園を破り、決勝戦進出を果たしたのですが、残念ながら決勝戦を前に新型コロナウイルス感染症感染の疑いでレギュラー選手が3人しか出場できず、残りのメンバーを急遽入れ替えて決勝の天理戦に臨まなくてはならなくなったのです。
結果は21対0の大差で天理高校の勝利となり、甲子園出場はなりませんでしたが、最後まであきらめずに戦った生駒ナインには観客から大きな拍手が送られたとのことでした。私も、生駒高校の皆さんの奮闘に心からエールを送りたいと思います。

 

また、この話には続きがあります。
勝った天理高校の選手は、「全力で戦うことが相手への礼儀である」と気を緩めることなく戦い、さらに主将を中心に選手だけで「勝った時に喜ぶのはやめよう」と決め、試合終了後には粛々と整列したそうです。アクシデントがあった生駒高校の選手に対する心遣いです。選手だけでそんなことを決めることの出来る天理ナインの人間性の高さに感動しました。

本当の気遣い・心遣いとは何なのかを改めて考えさせられたエピソードでした。

 

※当法人の職員も利用者への気遣いを大切にしています。