【理事長のつぶやき/『紫陽花』】

2020年07月06日 職員のつぶやき

梅雨の時期に紫陽花の花がキレイですね。本部のある「かしわ荘」周辺の紫陽花も咲きました。水滴にも陽の光にも映える花の群生は心を和ませてくれます。

アジサイを「紫陽花」と書く漢字は、花の色にもマッチした素敵な漢字だなと思っていました。

ところが、紫陽花の漢字の由来を調べると、実は勘違いでこの漢字が当てられたらしいのです。ビックリ。

平安時代にアジサイを漢字に編纂した学者が、中国の漢詩に出てくる紫陽花の漢字を日本のアジサイと同じと思って、紫陽花という漢字を当てました。

ところが、漢詩に紫陽花と出ていたこの花は、実際は紫色の香りのよい花でライラックのことだったと言われています。そして現在の中国語ではアジサイを「八仙花」と書いているそうです。

勘違いで当てられた漢字が、そのまま日本で定着して現在に至っているのだそうです。でも紫陽花の漢字が一番アジサイの花に似合っていると思うのは、私だけでしょうか。

    

 

【かしわ荘敷地内の色とりどりな紫陽花】