【理事長のつぶやき/『三余』】

2020年05月14日 職員のつぶやき

「三余(さんよ)」とは、「年の余りは冬」、「日の余りは夜」、「時の余りは雨」と言われ、この三つの余りの時間は学問の好機であるという意味があり、学問はいつでも出来るものという言葉でもあるそうです。

この「三余」という言葉は、柏崎市南条に江戸後期からあった学塾『三余堂』を創始した儒学者「藍澤南城」の言葉で、塾の名称にもなっています。「南城」は質実な学風、厳格な教えで人々に慕われたといわれ、県内外から700人近い門弟が学んだとされています。

確かに冬や夜や雨の時は、外に出ずに家にいることが多いことから、晴耕雨読ではないですが、学問に適しているのかも知れません。

 

今、新型コロナウィルス対策でステイホームの時といわれています。考え方によっては、これは時代がくれた「余りの時間」かも知れません。

 

日頃できないことをやってみたり、昔読んだ本をひっくり返したりするのもいいかも知れません。また、空を見たり、山を見たり、花を見たりするのも、心の栄養にいいかも知れませんね。

 

【満開のソメイヨシノ】

【紫色の藤棚】

【ピンク色のハナミズキ】